【2026年6月版】UR賃貸の家賃相場を間取り別・エリア別にチェック
2026年6月にUR公式ウェブサイトで公開されていた空室情報の一部をもとに、UR賃貸の家賃相場を間取り別・エリア別に整理しました。2DK・1LDK・2LDKなどの家賃や、東京・大阪・千葉・福岡といった地域ごとの傾向を、相場感の目安としてご紹介します。
「UR賃貸って、間取りごとにだいたいいくらくらいなの?」——お部屋探しを始めると、まず気になるのが家賃の相場感ではないでしょうか。UR賃貸住宅は礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要で、初期費用や更新時の負担を抑えられるのが特徴ですが、肝心の家賃そのものは物件やエリア、間取りによって大きく開きがあります。
この記事では、2026年6月の1か月間にUR公式ウェブサイトで公開されていた空室情報をもとに、UR AKIが間取り別・エリア別の家賃・広さを集計した結果をまとめました。「今のUR賃貸の相場感をつかみたい」という方の目安としてお役立てください。
> ⚠️ この記事の数値は、公開されていた空室のうち家賃を確認できたお部屋(約180室)を集計した参考値です。UR賃貸は全国に約70万戸あり、対応エリアや母数によって傾向は変わります。実際の家賃は必ずUR公式サイトの各物件ページでご確認ください。
全体の相場感:中央値はおよそ10万円
まず全体像から。2026年6月に集計できた空室(家賃判明分)を通して見ると、家賃はおおよそ次のような分布でした。
- 中央値:約9万9,000円
- 平均:約10万9,000円
- レンジ:約3万円台後半 〜 30万円台
平均が中央値より高めなのは、都心の新しめの物件など一部の高額な部屋が全体を押し上げているためです。「多くの部屋がいくらか」を知りたいときは、平均より中央値(約10万円)のほうが実感に近い目安になります。
家賃帯ごとの分布はおおむね次の通りで、8万円未満の手頃な部屋から16万円超の物件まで、幅広く空きが出ていました。
| 家賃帯 | おおよその割合 |
|---|---|
| 6万円未満 | 約2割 |
| 6〜10万円 | 約3割 |
| 10〜13万円 | 約1.5割 |
| 13〜16万円 | 約1.8割 |
| 16万円以上 | 約1.5割 |
間取り別の家賃相場【2026年6月】
ここからが本題です。主要な6つの間取りについて、平均家賃・中央値・広さ・「1㎡あたりの家賃(㎡単価)」を整理しました。
| 間取り | 平均家賃 | 中央値 | 平均の広さ | ㎡単価の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1DK | 約8万4千円 | 約7万9千円 | 約36㎡ | 約2,265円 |
| 2DK | 約8万円 | 約6万3千円 | 約47㎡ | 約1,660円 |
| 1LDK | 約12万3千円 | 約11万5千円 | 約51㎡ | 約2,380円 |
| 3DK | 約11万4千円 | 約10万7千円 | 約60㎡ | 約1,870円 |
| 2LDK | 約13万2千円 | 約11万6千円 | 約64㎡ | 約2,056円 |
| 3LDK | 約13万9千円 | 約13万6千円 | 約77㎡ | 約1,795円 |
※ 共益費は別途。上記は空室情報から集計した参考値で、実際の家賃は物件・階数・エリアによって異なります。間取りそのものの選び方はUR賃貸の間取り選び方ガイドもあわせてご覧ください。
1DK・2DK:単身〜二人暮らしの手頃ゾーン
2DKは今回集計した中で最も件数が多く、中央値は約6万3千円と、主要間取りの中でもっとも手が届きやすいゾーンでした。広さも平均47㎡と、二人暮らしや在宅ワークの部屋を分けたい単身の方にも十分。UR賃貸に古くからある間取りタイプで、供給も安定しています。
1DKは平均36㎡とコンパクトで、中央値は約7万9千円。都心寄りの物件が多い分、面積のわりに家賃はやや高めに出ています。
1LDK・2LDK:人気だが㎡単価は割高
1LDK(中央値 約11万5千円)と2LDK(同 約11万6千円)は、間取りとしての人気が高い一方、後述する㎡単価で見ると割高な部類です。とくに1LDKは比較的新しい都心物件に多く、「広さのわりに家賃が高い」傾向がはっきり出ました。
3DK・3LDK:ファミリー向けの広さ重視ゾーン
3DK(中央値 約10万7千円・約60㎡)と3LDK(同 約13万6千円・約77㎡)は、ファミリー向けの広い間取り。3LDKは家賃の絶対額こそ高めですが、広さで割ると意外と割安(後述)で、「広い部屋を少しでもお得に」という方には注目のゾーンです。
エリア別の家賃相場:東京が突出、大阪・千葉・福岡は手頃
同じ間取りでも、家賃はエリアによって大きく変わります。都道府県別に、家賃を確認できた空室の相場(中央値)を整理しました。
| エリア | 家賃の中央値 | 平均の広さ |
|---|---|---|
| 東京都 | 約14万4千円 | 約55㎡ |
| 埼玉県 | 約12万円 | 約59㎡ |
| 福岡県 | 約7万7千円 | 約54㎡ |
| 千葉県 | 約7万円 | 約56㎡ |
| 大阪府 | 約6万円 | 約47㎡ |
※ 家賃を確認できた空室の集計(東京58室・千葉37室・大阪34室・埼玉18室・福岡17室)。神奈川・兵庫・愛知などは今回の集計対象が少なく、傾向を示すには母数が不足したため割愛しました。参考値です。
はっきりと表れたのは、東京都の家賃が突出して高いことです。中央値で約14万4千円と、全体の中央値(約10万円)を大きく上回ります。一方で、大阪府・千葉県・福岡県はいずれも中央値が6万〜8万円台と手頃で、しかも広さは東京と大きく変わりません(大阪はやや小さめ)。
地方の中心都市や郊外エリアでは、「同じ広さでも東京の半分近い家賃」というケースも珍しくありません。エリアの選択肢を広げられる方ほど、広さと家賃のバランスの良い部屋に出会いやすい——というのが今月のデータから言える傾向です。地域全体で見ると、関東の中央値が約12万円なのに対し、関西は約6万円台と、地域差がそのまま家賃差に反映されています。
なお、UR AKIが空室情報をお届けしている対応エリアは順次拡大しており、東京・大阪・千葉・埼玉・神奈川・福岡・兵庫・愛知など複数の都府県をカバーしています。
「広い間取りほど㎡単価は割安」という傾向
家賃の絶対額だけを見ると1DKや2DKが安く見えますが、1㎡あたりの家賃(㎡単価)で比べると、印象が変わります。
- 最も割安:2DK(約1,660円/㎡)、次いで3LDK(約1,795円/㎡)、3DK(約1,870円/㎡)
- 割高:1LDK(約2,380円/㎡)、1DK(約2,265円/㎡)、2LDK(約2,056円/㎡)
つまり、広い間取りほど1㎡あたりは割安になり、コンパクトな1DK・1LDKは面積単価が高くなる、という関係が見えます。「同じ予算なら、少し広い間取りのほうが面積あたりはお得」——これはUR賃貸に限らず賃貸全般で言える傾向ですが、今回のデータでもきれいに現れました。
予算重視なら2DK、広さと割安さを両立したいなら3DK・3LDKが狙い目、というのが今月のデータから言えることです。民間賃貸との費用面の違いはUR賃貸と民間賃貸の徹底比較で詳しく解説しています。
供給が多い=出会いやすい間取りは?
「相場が手頃でも、そもそも空きが出なければ入居できない」——そこで、家賃とは別にどの間取りの空室が多く出ていたかも見てみました。6月に公開されていた空室を間取り別に数えると、1LDK・2DK・2LDKの3つが突出して多く、次いで3DK・3LDK・1DKと続きました。
つまり、2DKは「相場も手頃」かつ「空室も出やすい」という、はじめてのUR賃貸として狙いやすい間取りだと言えます。逆に、人気の高い特定の物件では、間取りにかかわらず空きが出た瞬間に決まってしまうことも珍しくありません。
なかなか空きが出ない・競争が激しい物件は「空き待ち登録」も検討を
相場を調べてみると、「この物件・この間取りに住みたいのに、いつ見ても空室なし」というケースにぶつかることがあります。たとえば東京・北区のヌーヴェル赤羽台、大阪・堺市の泉北パークヒルズ竹城台、東京・板橋区の板橋ビュータワーのように人気が高く競争率が高めの物件は、条件のよい部屋ほど公式サイト上ではなかなか空きが表に出てこないこともあります。そもそも供給の少ない広めの間取り(3LDKなど)も同様です。
こうした「待っていても公式サイトに出てこない」物件については、UR営業センターでの「空き待ち登録(空室待ち予約)」を検討してみるのも一つの手です。希望の団地・間取りを登録しておくと、空室が出たときに連絡をもらえる仕組みで、UR公式では「情報提供サービス」とも案内されています。登録しておくと、空室が公式サイトに公開される前に優先的に案内してもらえる可能性もあるとされています。
ただし、有効期限や登録できる物件数などの取り扱いは営業センターによって異なり、全国一律に制度化されたものではありません。気になる物件がある場合は、管轄の営業センターに直接問い合わせて、空き待ち登録ができるか・どんな条件かを確認してみてください。詳しい仕組みはUR賃貸の「空き待ち登録」とは?で解説しています。
気になる部屋を逃さないために
UR賃貸の空室は、退居のタイミングなどで不定期に出ては、短期間で埋まっていくのが実情です。とくに人気物件や条件のよい部屋は、公開されてから申し込みまでのスピードが勝負になります。
毎日UR公式サイトを見に行くのが理想ですが、現実にはなかなか続きません。UR AKI は、気になる物件を登録しておくと、UR公式ウェブサイトで公開された空室情報をもとに、空きが出たタイミングでLINEに通知が届くサービスです。無料で1物件から利用でき、「気づいたら埋まっていた」を防ぎたい方は、相場感をつかんだうえで、狙いの物件を登録しておくのがおすすめです。
本命の物件は前述の営業センターでの空き待ち登録で相談しつつ、そのほかの気になる物件はUR AKIで幅広く見張っておく——といった役割分担での併用もおすすめです。空き待ちを成功させる考え方はUR賃貸の空き待ちを成功させるコツもあわせてどうぞ。
なお、より多くの物件を継続的に見守りたい場合は、一回払いの「応援(¥100ごとに監視枠+1物件・40日間、最大6物件まで/自動更新なし)」で監視枠を増やすこともできます。
> 📌 最新版が公開されました。2026年7月版のUR賃貸家賃相場では、7月の集計結果に加えて「6月からどう変わったか」も比較しています。
家賃相場は季節や供給状況によって毎月変わります。今回の数値はあくまで2026年6月時点の参考値ですが、「2DKや3LDKは面積あたり割安」「2DKは空きも出やすい」「東京は高めだが大阪・千葉・福岡は手頃」といった傾向は、物件選びの下地として役立つはずです。まずは気になるエリア・間取りの相場感をつかみ、狙いの物件をチェックしていきましょう。
本記事はUR都市機構の公式サービスではない立場から、公開情報をもとに作成したガイドです。最新情報はUR都市機構の公式サイトでご確認ください。