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入居ガイド 執筆・編集責任:UR AKI 編集部

【2026年7月版】UR賃貸の家賃相場を間取り別・エリア別にチェック

2026年7月にUR公式ウェブサイトで公開されていた空室情報の一部をもとに、UR賃貸の家賃相場を間取り別・エリア別に整理しました。2DK・1LDK・2LDKなどの家賃や、東京・千葉・埼玉・大阪といった地域ごとの傾向に加え、先月(6月版)との比較もまとめています。

「UR賃貸って、間取りごとにだいたいいくらくらいなの?」——お部屋探しで最初に気になるのが、この相場感ではないでしょうか。UR賃貸住宅は礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要で初期費用を抑えやすい一方、家賃そのものは物件・エリア・間取りによって大きく開きがあります。

この記事では、2026年7月の1か月間にUR公式ウェブサイトで公開されていた空室情報をもとに、UR AKIが間取り別・エリア別の家賃・広さを集計した結果をまとめました。あわせて、2026年6月版のUR賃貸家賃相場からどう変わったのかも見ていきます。

> ⚠️ この記事の数値は、公開されていた空室のうち家賃を確認できたお部屋(約230室・133物件)を集計した参考値です。UR賃貸は全国に約70万戸あり、集計できた部屋のエリア・間取りの内訳は月によって変わります。実際の家賃は必ずUR公式サイトの各物件ページでご確認ください。

全体の相場感:中央値はおよそ10万6千円

まず全体像から。2026年7月に集計できた空室(家賃判明分)を通して見ると、家賃はおおよそ次のような分布でした。

  • 中央値:約10万6,000円
  • 平均:約11万1,000円
  • レンジ:約3万円台前半 〜 34万円台

平均が中央値より高いのは、都心の一部の高額な部屋が全体を押し上げているためです。「多くの部屋がいくらか」を知りたいときは、平均より中央値のほうが実感に近い目安になります。

家賃帯ごとの分布は次の通りです。

家賃帯 おおよその割合
6万円未満 約1.3割
6〜10万円 約3.3割
10〜13万円 約2.1割
13〜16万円 約2割
16万円以上 約1.3割

最も厚いのは6〜10万円台のゾーンで、全体のおよそ3分の1がここに収まりました。

間取り別の家賃相場【2026年7月】

主要な6つの間取りについて、平均家賃・中央値・広さ・「1㎡あたりの家賃(㎡単価)」を整理しました。

間取り 平均家賃 中央値 平均の広さ ㎡単価の目安
1DK 約8万4千円 約8万9千円 約37㎡ 約2,295円
2DK 約8万5千円 約8万1千円 約47㎡ 約1,776円
1LDK 約13万2千円 約12万5千円 約51㎡ 約2,560円
3DK 約10万4千円 約11万2千円 約59㎡ 約1,735円
2LDK 約14万1千円 約13万9千円 約66㎡ 約2,131円
3LDK 約13万1千円 約12万2千円 約76㎡ 約1,724円

※ 共益費は別途。集計対象は間取りごとに15〜60室で、件数の少ない間取り(1K・1R・3K・4LDKなど)は傾向を示すには母数が不足したため割愛しました。間取りそのものの選び方はUR賃貸の間取り選び方ガイドもあわせてご覧ください。

2DK:件数が最も多く、価格も手頃

2DKは今月も集計できた件数が最多で、中央値は約8万1千円、平均の広さは約47㎡。二人暮らしにも、在宅ワークの部屋を分けたい単身の方にも収まりのよいサイズです。UR賃貸に古くからある間取りタイプで、供給が安定しているのが強みです。

1DK・1LDK:コンパクトだが面積単価は高め

1DKは平均約37㎡とコンパクトで中央値は約8万9千円、1LDKは約51㎡で中央値約12万5千円。どちらも都心寄りの物件に多く、後述する㎡単価では割高な部類に入りました。

3DK・3LDK:ファミリー向けの広さ重視ゾーン

3DK(中央値 約11万2千円・約59㎡)と3LDK(同 約12万2千円・約76㎡)はファミリー向けの広い間取り。3LDKは家賃の絶対額こそ高めですが、広さで割ると今月も最も割安な部類でした。

エリア別の家賃相場:東京が突出、千葉・福岡は手頃

同じ間取りでも、家賃はエリアによって大きく変わります。家賃を確認できた空室が10室以上あった都府県を並べると、次のようになりました。

エリア 家賃の中央値 平均の広さ 集計室数
神奈川県 約13万9千円 約58㎡ 13室
東京都 約12万9千円 約54㎡ 99室
大阪府 約9万8千円 約54㎡ 25室
埼玉県 約9万3千円 約52㎡ 27室
福岡県 約7万3千円 約45㎡ 12室
千葉県 約7万3千円 約56㎡ 38室

※ 兵庫・愛知・奈良・京都・茨城なども集計対象に含まれますが、いずれも今月は母数が2〜5室と少なく、傾向を示すには不足したため表からは割愛しました。参考値です。

今月も首都圏(東京都・神奈川県)の家賃が高めで、中央値は13万円前後。全体の中央値(約10万6千円)を大きく上回ります。一方で千葉県・福岡県は中央値7万円台と手頃で、しかも千葉県は平均の広さが約56㎡と東京都(約54㎡)を上回りました。

神奈川県の中央値が東京都を上回っていますが、これは集計できたのが13室と少なく、たまたま高めの物件が含まれた影響が大きいと考えられます。件数の少ないエリアの数字は振れやすいので、目安として幅を持って見てください。

地域全体では関東の中央値が約11万1千円、関西が約9万9千円、九州が約7万3千円。エリアの選択肢を広げられる方ほど、広さと家賃のバランスの良い部屋に出会いやすい——という傾向は今月も変わりません。

なお、UR AKIが空室情報をお届けしている対応エリアは順次拡大しており、東京・大阪・千葉・埼玉・神奈川・福岡・兵庫・愛知など複数の都府県をカバーしています。

「広い間取りほど㎡単価は割安」——今月も同じ傾向

家賃の絶対額だけを見ると1DKや2DKが安く見えますが、1㎡あたりの家賃(㎡単価)で比べると印象が変わります。

  • 最も割安:3LDK(約1,724円/㎡)、次いで3DK(約1,735円/㎡)、2DK(約1,776円/㎡)
  • 割高:1LDK(約2,560円/㎡)、1DK(約2,295円/㎡)、2LDK(約2,131円/㎡)

広い間取りほど1㎡あたりは割安になり、コンパクトな1DK・1LDKは面積単価が高くなる、という関係です。これは6月の集計でもまったく同じ順序(割安:2DK・3LDK・3DK/割高:1LDK・1DK・2LDK)で現れており、月をまたいで安定している数少ない傾向と言えます。後述するように月ごとの家賃の増減は振れやすいのですが、この「広いほど面積単価は下がる」という関係だけは2か月続けてきれいに再現されました。

予算重視なら2DK、広さと割安さを両立したいなら3DK・3LDKが狙い目、という結論も6月版と同じです。民間賃貸との費用面の違いはUR賃貸と民間賃貸の徹底比較で詳しく解説しています。

先月(2026年6月)からの変化

ここが今月の本題かもしれません。6月版と7月版の主要な数字を並べると、次のようになります。

指標 2026年6月 2026年7月
集計できた部屋数(家賃判明分) 約180室 約230室
家賃の中央値 約9万9千円 約10万6千円
平均家賃 約10万9千円 約11万1千円

数字だけを見ると「1か月で中央値が7千円ほど上がった」ように見えます。ただ、これをそのまま『UR賃貸の家賃が上がった』と読むのは早計です。

理由は、集計できた空室のエリア構成が月によって変わるからです。家賃が高めの東京都は6月には集計全体の約3割でしたが、7月は約4割に増えました。逆に、家賃が手頃な大阪府は約2割から約1割に減っています。高い地域の部屋が多く含まれれば、全体の平均や中央値は自然と上がります。

そこで試しに、7月のデータを6月と同じエリア構成に揃えて計算し直すと、平均家賃は約10万6千円となり、6月の約10万9千円をむしろわずかに下回りました。つまり、全体の数字の上昇はエリア構成の変化でほぼ説明でき、家賃相場そのものが上がったと言える根拠は今回のデータにはありません。

同じことは間取り単位でも起きています。2DKの中央値は全体では6月の約6万3千円から7月は約8万1千円へ大きく上がって見えますが、東京都の2DKに限れば中央値は下がっています。2DKの集計に占める東京都の割合が3割から5割に増えたことが、全体の数字を押し上げた主因です。都道府県別に見ても、東京都の中央値は約14万4千円から約12万9千円へと、むしろ1割ほど下がりました。

ここから言えるのは、月次の相場数字は「どの地域・どの間取りの空室が多く出たか」に強く左右されるということです。相場を追いかけるときは、全体の平均や中央値の増減に一喜一憂するより、気になるエリアと間取りを固定して比べるほうが実態に近づけます。この記事の都道府県別・間取り別の表を、そういう使い方をしていただくのがおすすめです。

供給が多い=出会いやすい間取りは?

「相場が手頃でも、そもそも空きが出なければ入居できない」——そこで、家賃とは別にどの間取りの空室が多く出ていたかも見てみました。7月に公開されていた空室を間取り別に数えると、多い順に2DK・1LDK・2LDK、次いで3LDK・1DK・3DKと続きました。上位3つの顔ぶれは6月と同じです。

つまり、2DKは「相場も手頃」かつ「空室も出やすい」という、はじめてのUR賃貸として狙いやすい間取りだと言えます。逆に、人気の高い特定の物件では、間取りにかかわらず空きが出た瞬間に決まってしまうことも珍しくありません。

なかなか空きが出ない物件は「空き待ち登録」も検討を

相場を調べていると、「この物件・この間取りに住みたいのに、いつ見ても空室なし」というケースにぶつかります。たとえば東京・北区のヌーヴェル赤羽台や東京・板橋区の板橋ビュータワーのように人気が高く競争率が高めの物件では、条件のよい部屋ほど公式サイト上でなかなか空きが表に出てこないこともあります。そもそも供給の少ない広めの間取り(3LDK・4LDKなど)も同様です。

こうした物件については、UR営業センターでの「空き待ち登録(空室待ち予約)」を検討してみるのも一つの手です。希望の団地・間取りを登録しておくと、空室が出たときに連絡をもらえる仕組みで、UR公式では「情報提供サービス」とも案内されています。登録しておくと、空室が公式サイトに公開される前に優先的に案内してもらえる可能性もあるとされています。

ただし、有効期限や登録できる物件数などの取り扱いは営業センターによって異なり、全国一律に制度化されたものではありません。気になる物件がある場合は、管轄の営業センターに直接問い合わせて、空き待ち登録ができるか・どんな条件かを確認してみてください。詳しい仕組みはUR賃貸の「空き待ち登録」とは?で解説しています。

気になる部屋を逃さないために

UR賃貸の空室は、退居のタイミングなどで不定期に出ては、短期間で埋まっていくのが実情です。とくに人気物件や条件のよい部屋は、公開されてから申し込みまでのスピードが勝負になります。

毎日UR公式サイトを見に行くのが理想ですが、現実にはなかなか続きません。UR AKI は、気になる物件を登録しておくと、UR公式ウェブサイトで公開された空室情報をもとに、空きが出たタイミングでLINEに通知が届くサービスです。無料で1物件から利用でき、「気づいたら埋まっていた」を防ぎたい方は、相場感をつかんだうえで狙いの物件を登録しておくのがおすすめです。

本命の物件は営業センターでの空き待ち登録で相談しつつ、そのほかの気になる物件はUR AKIで幅広く見張っておく——といった役割分担での併用もおすすめです。空き待ちを成功させる考え方はUR賃貸の空き待ちを成功させるコツもあわせてどうぞ。

なお、より多くの物件を継続的に見守りたい場合は、一回払いの「応援(¥100ごとに監視枠+1物件・40日間、最大6物件まで/自動更新なし)」で監視枠を増やすこともできます。


7月のデータからは、「2DKは相場も手頃で空きも出やすい」「広い間取りほど面積単価は割安」「首都圏は高め、千葉・福岡は手頃」といった、6月版と共通する傾向が確認できました。一方で、全体の平均・中央値の月ごとの増減は、集計できた部屋のエリア構成に大きく左右されます。変わりにくい傾向(間取りごとの割安・割高の関係)を軸にしつつ、狙いのエリア・間取りの数字を継続して見ていくのが、相場とのつきあい方としては現実的です。先月分の数字は2026年6月版のUR賃貸家賃相場にまとめています。

本記事はUR都市機構の公式サービスではない立場から、公開情報をもとに作成したガイドです。最新情報はUR都市機構の公式サイトでご確認ください。

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