高島平団地の住み心地と空き待ち事情|東洋最大のマンモス団地を徹底解説
板橋区の高島平団地(約8,287戸)は2045年度完了を目標に段階建て替えが進行中。再生計画のスケジュール、MUJI×URリノベーション住戸、都営三田線2駅という立地、敷地内で完結する生活環境を解説します。
物件概要
- 所在地
- 東京都板橋区高島平2〜3丁目
- 最寄り駅
- 都営三田線「高島平」駅 徒歩2〜11分 / 「新高島平」駅 徒歩2〜9分
- 竣工
- 1972年(昭和47年)
- 総戸数
- 約8,287戸
- 間取り
- 1DK〜3DK(30〜56㎡)
- 家賃帯
- 57,200円〜116,800円(管理費別途 3,100〜4,200円)
- おすすめ
- ファミリー・単身・シニア向け
高島平団地を検討するなら、家賃や間取りより先に確認しておくべきことがあります。この団地は、これから20年かけて建て替えられます。
1972年(昭和47年)に管理が始まった約8,287戸のこの団地は、かつて「東洋最大のマンモス団地」と呼ばれました。昭和40〜50年代の高層・中層住棟が40棟以上並ぶ風景は今も板橋区北西部を象徴していますが、URと板橋区は2024年に基本協定および実施協定を締結し、段階的な建て替えによる団地再生を正式に決定しています。完了目標は2045年度です。
短期の住まいとして見るか、長期の住まいとして見るかで、この物件の意味はかなり変わります。
2045年度までかけて建て替えられる
再生事業は次のように進む計画です。
第一フェーズでは、閉校した高島第七小学校の跡地を「種地」として活用します。2026年度以降に解体工事を開始、2029年度以降に最大110mの高層住棟を着工、2033年度以降の完成が目標です。完成した高層棟へ既存の居住者が順次移り、空いた区画を次のフェーズの建設地にする——このサイクルを繰り返して団地全体を段階的に更新していきます。全体の完了目標は2045年度(令和27年度)とされています。
現行の高島平団地(UR物件コード 20_2250)は、建て替えフェーズが進む間も一定期間は従来どおりのUR賃貸として募集・提供が続く見込みです。ただし長期の居住を考えている場合、検討している棟が何フェーズ目に当たるのかは実質的な問題になります。工事スケジュールと対象棟の最新情報は、UR都市機構の公式サイトまたは高島平営業センターでご確認ください。
築50年超という条件と、MUJI×URという選択肢
1972年管理開始のため、多くの住棟は築50年を超えています。設備の古さが気になる場合、この団地にはひとつ抜け道があります。
高島平団地は無印良品(MUJI)とURが協働する「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」の実施物件です。昭和40〜50年代の和室・押し入れ・障子を現代の暮らし向けにリデザインし、MUJIとURが共同開発した収納部材・床材・建具を用いてシンプルで機能的な内装に再生した住戸が供給されています。2025年には収納を強化した「MUJI×UR Plan+S」シリーズも登場しました。
MUJI×UR住戸は通常の空室募集とは別に、UR公式ページおよび無印良品のウェブサイト(MUJI×URプロジェクトページ)で空室状況を確認できます。築年数のハードルを下げる選択肢として、通常住戸と並行して見ておく価値があります。
棟の位置で、使う駅が変わる
最寄りは都営三田線「高島平」駅と「新高島平」駅の2駅です。敷地が東西に広いため、どちらが近いかは棟によって変わります。高島平駅側には徒歩2〜3分の棟もあり、駅距離を優先するなら棟の位置から確認したほうが確実です。
都営三田線は大手町・日比谷・三田方面へ直通し、目黒で東急目黒線(南北線・埼玉高速鉄道とも直通)に接続します。
| 行き先 | 路線 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 巣鴨 | 都営三田線直通 | 約20分 |
| 神保町 | 都営三田線直通 | 約29分 |
| 大手町 | 都営三田線直通 | 約32分 |
| 日比谷 | 都営三田線直通 | 約35分 |
| 三田 | 都営三田線直通 | 約40分 |
| 新宿(神保町乗換) | 都営三田線→都営新宿線 | 約40〜45分 |
| 目黒 | 都営三田線直通 | 約50分 |
8,000戸規模だから成り立っている生活環境
戸数が多いことの実利は、敷地の内と周辺だけで日常が回ることです。
買い物はピーコックストア 高島平店(イオン系列)と東武ストア 高島平店の大型2店舗が軸になります。ピーコックストアは2階に100円ショップ・クリニック・薬局・美容室が入居しており、1か所で複数の用事が片づきます。敷地内を通る高島平中央商店街には理髪店・クリーニング・飲食店など生活密着型の店舗が並びます。ただし近年は商店街の一部店舗が閉店し大手チェーンに置き換わる動きがあり、街の構成は変化の途中です。
医療は高島平中央総合病院(高島平1-73-1)が徒歩圏の中核です。内科・呼吸器科・消化器科・循環器科・整形外科などを擁する235床の地域病院で、各科専門医への紹介にも対応します。日常のかかりつけとしては高島平東口クリニック(内科・小児科・消化器内科/駅東口近く)、高島平かわむらクリニック(内科・循環器・小児科/土日診療あり)、ごんだクリニック(一般内科・消化器外科・生活習慣病)などが選べます。高齢世帯の多い団地という性格上、調剤薬局・介護施設・地域ケアプラザも周辺に揃っています。
緑は、敷地内に大きなケヤキの並ぶ遊歩道や広場・小公園が点在します。徒歩圏には板橋区立の公園も複数あり、乳幼児向け遊具のある公園と広い芝生のある公園を使い分けられます。
同じ板橋区でも性格がまったく違うURとして、新板橋駅徒歩1分の板橋ビュータワーがあります。広大な団地と駅前タワーという両極を比べると、自分がどちらの住まい方を求めているかがはっきりします。
学区と子育て
高島平2丁目の多くは板橋区立高島第二小学校(高島平2-25-1付近)、高島平3丁目のエリアは板橋区立高島第一小学校が学区の目安です。中学校は板橋区立高島第二中学校・高島第三中学校が対応します。住所によって異なる場合があるため、入学前に板橋区教育委員会の公式学区案内でご確認ください。
団地の規模に対応して周辺には保育・学童の施設が置かれていますが、定員に限りがあるため、入園希望の場合は板橋区の窓口または各園のホームページで最新の空き状況をご確認ください。小学校から大学まで教育機関が一帯に揃うエリアで、高島平駅周辺には学習塾も複数立地しています。
公式情報で確認
写真・間取り図・周辺の地図(スーパーや学校・病院などの施設も絞り込めます)は、UR公式の物件ページでご確認いただけます。
本記事はUR都市機構の公式サービスではない立場から、公開情報をもとに作成したガイドです。最新情報はUR都市機構の公式サイトでご確認ください。